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2011年10月23日 10:21

おはようございます!
僕たちはスーパージュニアです。
残すところ今回と次回のみとなりました。
最後までお楽しみください。
39. The last concert.... and good bye D.H
バンの中で眠ってしまったようで、俺はヒョクチェの揺さぶる手に起きた。ううん……卿に限ってどうしてこんなに眠いんだ。しきりにだるくなっていく身体を辛うじて起こし、俺は車の中から外を見回した。俺の目に涙が浮かぶまでは、数十秒もかからなかった。
「何してる? 降りないのか?」
ヒョクチェは何も言わずに俺の涙を拭いて、俺を引いて車を降りた。バンから降りると、もう二度と聞けないと思っていた歓声が、俺の耳に響いた。二度と見ることができないと思っていたパールサファイアブルーが俺の目の前に広がっていた。
「ファンの皆さんに挨拶しないのか?」
ヒョクチェの言葉に、俺は両手で口を塞ぎながらうつむいた。
「ずっと元気でしたか?」
泣き声の中で無理に搾り出す自分の声に、ファンたちはあまりにも力強く
「はい!」
と叫んだ。
そんなエルフたちがとてもありがたくて、俺はずっとうつむき続けた。
ヒョクチェと俺がいるこの場所は俺たちの最後のコンサート会場だった場所で、ヒョクチェは俺にもう入ろうと言って案内した。コンサート会場の入り口に向かうとき、ファンたちは以前のように俺の服を掴んだり、俺に触ろうとはしなかった。ただ何も言わずヒョクチェと俺が歩く道を避けてくれるだけだった。そんな彼女たちの行動に俺は到底言い表せない感謝を感じた。
彼女たちはひとつになり、コンサートで最後の曲だったYou are the oneを歌った。涙が混じった声だったが、それでもはっきりと彼らの声は俺の耳を通じて聞こえてきた。
素敵です。僕たちのエルフはみんな一人残らずとても素敵です。
その歌を聞きながら歩いていた俺はいつの間にか入り口につき、目の前に見える大型の垂れ幕に顔を覆って座り込んでしまった。
[スーパージュニアよ、遅くならないで帰ってきて。永遠に待ってるから]
狂った人間のように、床に座り込んでわんわん泣いた。本当はスーパージュニアという歌手は永遠に芸能界からいなくなったのに、きっと一生戻れないのに、高鳴るはずの胸がしきりに詰まってきた。うんざりした。どうして世界は俺にしたいことをしながら、生きる機会さえくれないのか。もう何度恨んだろう……数えることもできないくらい世界を恨んでも、俺に返ってくるものはない。余計にひどくなる苦痛と、よけいに大きくなる悲しみ以外には……。
コンサート会場に入ると、その中は人の呼吸ひとつ聞こえないくらいに静かだった。ヒョクチェは俺をステージの中央の最前列に座らせると、ちょっと待っていてと言って消えてしまった。
四方が真っ暗のせいで、俺は席から立ち上がることもできず、ただ席に座り続けていた。
「ヒョクチェ――イ・ヒョクチェ……」
時間が経っても戻ってこないヒョクチェの名前を呼んだが、何も答えはない。ふう――ため息を吐いてうつむいたその瞬間、ぱっと照明がつき、ステージを覆っていた幕が下りた。
そこにはジョンスヒョン、ヨンウンヒョン、ソンミンヒョン……そしてイ・ヒョクチェが立っていた。
「この歌は、ウニョクが作詞した曲です。タイトルは『別れ、そしてその後』」
ソンミンヒョンがマイクを握り締めて言った。ちょっと待てよ、この言葉どこかで聞いた音ある気がする。
「こいつがいつの間にか感受性がこんなに高くなっていたんですよね。はは、それでは聞いてください!! 」
あの時と同じ状況。少しも誤差がないあの時とそっくりなソンミンヒョンのコメント。ようやくわかった。俺をどんな意図でこのコンサート会場に連れてきたのか。そして今、なんのステージをしようとしているのか。
「もう全部忘れたのか 俺たちの思い出 たくさんの記憶 君はそんなに簡単に忘れられるのか」
ジョンスヒョンの美声が柔らかく響き、その後をハスキーボイスのヨンウンヒョンが続いた。
「今はもう ふたりで行った海での誓いさえ覚えていないのか どんなに時が経っても 俺はまだすべて覚えているのに平気な顔をしていても 俺はまだ相変わらず あの頃に帰りたいと思ってる」
彼らは俺が倒れてしまい、最後まで聞けなかった歌をまた歌ってくれようとしていた。忘れそうだったこの小さな記憶をもう位置を俺に植えつけてくれようとしていた。
「I'm missing you 君が俺を忘れたとしても 永遠に忘れないよ my everything ずっとひとりぼっちの恋だとしても you're my love..」
彼らのハーモニーは俺にとって一生忘れられない……言葉で言い表せないくらいの悲しいハーモニーだった。歌を歌っているみんなの目から涙が一筋零れ落ちた。そしてその真ん中で、ヒョクチェのラップが始まった。
「別れようと言った君の姿が忘れられない 遠くなる後ろ姿 しばらく見つめていたんだ」
考えてみたんだけど、ねえヒョクチェ……俺がおまえのそばから早く去る理由は……きっとお前をたくさん苦しませたからじゃないかな……。だから空が錯覚したんだ。俺はおまえを苦しませる子だと思って……。だから……空は俺を早く連れて行こうとしているんだ……おまえの幸せのために……。
「最後まですがった俺の姿を覚えているか 何も言わずに背を向けた君の姿を俺はまだ覚えているのに」
あのとき……俺が、止めるおまえを無視していけなかったのに……俺はどうにかお前を手放してはいけなかったのに……。
「俺を愛したことなどないと言った君のこと……」
そんな嘘も……言ってはいけなかったのに……。俺は……罰を受けたらしい……。おまえを苦しませたこと、俺はいま罰を受けて……。
「どうして俺はまだ忘れられない……」
はあ……ヒョクチェ……もう時間がない……俺は突然……身体が軽くなる……背中がくすぐったくて……しきりに……俺を見て一緒に行こうという声が聞こえることがあるんだ……。
「どうして俺はまだ忘れられない……もう一度だけチャンスをくれたらもっとうまくやるから ……どうか戻ってきてくれ……」
でも……まだ、まだだめです……今はだめです……。
もともと1小説だけだったのか、それともここで切ったのか、流れていた伴奏が止まった。何の理由もなく互いの両目からは涙が流れた。ヒョクチェはラップを するために我慢していた呼吸を一度にして、マイクを掴んだ。
「はあ……イ・ドンヘさんは……席からお立ちください……」
ヒョクチェの声に俺は何も言わずゆっくりと……席から立ち上がった。そんな俺に向かって、ヒョクチェはステージに上がってこいという手振りをいsて、俺はすばやく走って生き彼の胸に抱かれたくて、最後に残った力を全て使ってステージに上がった。上がるなりヒョクチェは両腕を広げて走ってきた俺を受け止めた。俺はためらいもなく彼の胸に抱かれた。
「……イ・ドンヘという人間は……」
「ある人間に身に余るほど愛された人間……そして素敵な人々のそばで……とても幸せだった人間……」
俺の人生で忘れられる部分などたったひとつもないんだ……。俺はみんなからとても大きな愛をもらって生きた……。俺が受けなければならない愛ではないのに……俺がとてもわがままで……たくさんもらいすぎて生きてきた……。
ヒョクチェはこらえながらなく俺を自分の胸から放した。そしてヒョクチェは左手を上げると、もう一度『別れ、そしてその後』のイントロが流れた。
「もう一度聞いて」
俺の耳元で囁いて、また自分の立ち位置に向かった。
「イ……」
確かにジョンスヒョンのパートなのに、ジョンスヒョンは一文字もまともに言えず、残りはハミングで歌った。
「……ううっ……ドンヘ……」
そしてヨンウンヒョンも……その次一緒に歌うコーラスの部分でも。俺は目を閉じて彼らの歌を聴いた。歌の合間合間にハミングの中でくっきりと聞こえる言葉のせいで、閉じた目からは絶えず涙が流れた。
おまえは……最後まで……こんなに俺を泣かせるのか……。
俺はゆっくりとステージを降りていった。そしてさっき俺が座っていた席に戻りもう一度座って目を閉じた。さっきまで聞こえていたハミングが突然聞こえなくなり、俺は……昔の記憶を思い出していた。
目の前には練習生のときのかわいいイ・ヒョクチェが立っていた。俺はそんな堂々とした幼いイ・ヒョクチェの姿にそっと笑みを浮かべた。今度はファンたちに抜かれた髪のせいでヒョクチェは怒っていた。あ……あのときはただファンたちを恨んでばかりいたのに、今は限りなく大切に思うばかりだ。
ごめんね……ごめんねって、おまえが俺の手をぎゅっと握り締めながら言ってる言っている。あの日は俺のせいでおまえがジュンスと会って酒に酔った日だった。
次は俺が見える。ベランダでジョンスヒョンに、おまえのことを忘れると言った自分の姿が……。本当はあれは全部偽善で、嘘だったのに……俺は人生でたくさん嘘をついたようだ、ヒョクチェ……。
――愛してる!!!!!!!!!! 昨日も愛していたし、今日も愛しているし、明日も愛するから!!! 一生お前だけを見てるから!!
――新郎、イ・ヒョクチェ君は新婦、イ・ドンヘ君一生愛することを誓いますか? はい!!! 誓います!!
今……もう一度あのときに戻れるなら、俺もおまえのそばで明るく笑いながら「はい……」と言うのに……。きっとあのとき俺が答えなかったから……こんなふうに俺たちは別れることになるんだろう。俺はおまえを愛して、そんな俺におまえは冗談を言って、おまえの前で途方にくれる俺をみてどうだった……。覚えていたくない……思い出が……俺の穴のあいた心にまた傷をつけて、その傷が癒える前にレベルの低いファンの連中を追い払う苦痛があった……。おまえがファンたちの間にだって、恨み言を全部受け……再会した俺は……おまえに後ろ姿を見せて……。
――初めまして……イ・ドンヘです……あなたを愛する、これからもあなたを愛する……イ・ドンヘです……。
――私が……今日になって自分の場所にまた戻ったんです。まだしなければならないことがすごく多いんです……。ずっとできなかったことが多いんです……。それが死ぬときまでに全部やってもできないくらい……すごく多いんです。
――本当はイ・ドンヘが……私にとってひとつしかない……大切なひとなんですから……助けてください……」
[ド][ン][ヘ] [、][ど][こ][に][も][行][く][な][!] [!]
あの日の夜……俺たちは初めて愛を分け合い、ひとつになったのに……ようやく本当にひとつになったのに……まだ……おまえが書いた日記を受け取るには……362日も残っているのに……。
「ドンヘ、聞こえるか? この歌はおまえがいなくなったとき、俺が作詞した曲だからちょっと悲しいだろ!」
しきりに……肩が……背中が……くすぐったい……。
昨日早く早く寝ればよかった……かなり遅くに寝たから今になって眠い……。
「それでも俺たち、今幸せだろう。俺たち今からもっと幸せに生きよう!」
心臓が覚えているはずだけど……本当に覚えていないかもしれないから……おまえ……笑う練習をたくさんしておいて……俺を見て笑わなければならないんだから……笑う練習たくさんしなければ……。
「愛してる!!!! イ・ドンヘ!」
俺を見て怒っていたイ・ヒョクチェ、失望したという目で見つめていたイ・ヒョクチェ、俺が苦しいときは何も聞かずにぎゅっと抱きしめてくれたイ・ヒョクチェ、愛という名で何も怖くなかった
イ・ヒョクチェ、バカみたいに目に見えるものだけを信じていたイ・ヒョクチェ、俺をただ見送ってくれたイ・ヒョクチェ、ファンたちのむごい言葉を一人聞いていたイ・ヒョクチェ、俺を忘れたといってらっしゃいと言ったイ・ヒョクチェ、俺の余命宣告にひざまずいて祈っていたイ・ヒョクチェ、幼稚なイベントを誰よりも素敵にしてくれたイ・ヒョクチェ、些細な俺の言葉ひとつひとつを覚えていてくれたイ・ヒョクチェ、注意深く俺を抱きしめてくれたイ・ヒョクチェ、俺のためにペンションひとつまるごと買ってしまったイ・ヒョクチェ、吐きそうなほどまずいブデチゲを何も言わずにおいしく食べてくれたイ・ヒョクチェ、俺の前では限りなく強くいなければならなかったイ・ヒョクチェ、俺のために歌を作詞したイ・ヒョクチェ、今俺に愛していると言うイ・ヒョクチェ、俺をすごく愛しているイ・ヒョクチェ、俺が大好きなイ・ヒョクチェ、もう一度生まれ変わっても愛するだろうイ・ヒョクチェ、そして……俺が今見送るイ・ヒョクチェ。
お前の姿……おまえのすべて……。
忘れずに覚えているから……。
なあ、ヒョクチェ……今度は俺が先に行ってお前を待つから……。
俺が先に行って俺たちが住む家も買っておくよ……。
浮気なんかしないでおまえだけを待っているから……。
あまり……遅くならずに来ないと……。
何もない場所で……俺たちは別れのない、痛みのない、悲しみのない……そんな場所で、
ただ俺たちふたりで愛だけを考えながら幸せに生きよう……。
ヒョクチェ、愛してたし、愛してる、これからも愛するから……。愛してる、というこの4文字が俺の心を全て埋めてしまうかもしれないけれど……それでも愛してる……。
……少しだけ、さよなら。
しきりにくすぐったかった俺の背中から真っ白な翼が生えてきた。その翼は俺が望んでもいないのに羽ばたきながら、空へ向かって飛んだ。痛みのない天国に向けて……。
*
銀色のBMWからスーツを着た一人の男が出てきた。その男は両手いっぱいに真っ赤なバラを持っていた。もうちょうど初冬で気温がとても肌寒かったのか、彼の口からは白い息が途切れなくでてきた。
彼が車から降りるお見えるものは白い菊の花を持っているたくさんの人々だったが、ひとりだけバラの花束を持っていて、格別に際立って見えた。
つかつか……彼は人々が集まっている場所へ歩いていった。人々は彼を見ながら泣き声をあげたが、彼はとても平静としていた。
彼が近づいていくと人々は一歩ずつ後ろに下がった。少し歩いてある場所で止まった彼は、自分が持っていたバラの花を置いてうつむいた。そして彼は鼻歌を歌った。
「lately I have had this strangest feeling……」
彼の悲しい歌が続くほど、その周囲にいた人々は口を手で押さえたまま泣いた。そんなふうに泣いている人々の中には、いくらか嗚咽する人もいた。彼は歌うのをやめて、周囲を一度見回したあと、周囲の人々にもう言ってくれとお願いし、頼まれた人々はうなずいてその場を避けてくれた。
彼は若干の眩暈を感じたのか、額に手を持っていった。目が眩んだからこそする彼の行動だった。彼は墓の前でひざまずき、両手で墓石を抱きしめた。ようやく耐えていた涙が流れた。抱きしめても抱きしめても、全て覆いつくせない墓石を手で抱きしめた。
「あああああああっっ……!!!!!!!!!! 」
墓石をいっぱい手に抱きしめた彼は顔を埋めて、悪魔に捧げるように叫んだ。深い山の中だからか、そんな彼の叫びがこだまとなりまた帰ってきた。
「ふぅぅっ……ドンヘ……うぅ……」
< To.愛する俺のイ・ドンヘ
俺は……来たよ。すごく久しぶりだな。元気だっただろ? 俺なしでもよく過ごしていただろ? ……そこでは、痛くないだろう、ドンヘ。 俺のことを考えるのは一日に一度だけにしろ……そして俺を考えながら泣くな。ここでたくさん泣いたのだから……ここでたくさん苦しんだのだから……そこでは一生笑って暮らして……。
ドンヘ、俺は今どれだけ元気に過ごしているかわからない。おまえが望んでいたとおり、ごはんもちゃんと食べて、時々はダンスも踊ってる……。
ドンヘ……俺はずっととても忙しかった……。おまえとの記憶を……おまえとの思い出をどこから消さなければならないかわからなくて、それをひとつひとつみんな忘れようとしたから……時間が足りなすぎて……すごく忙しかった……。
おまえの記憶を……ひとつを消したら二個が思い浮かんで、そのふたつを消したら……途切れなく思い出されて……。本当はね、おまえとの思い出を……俺はひとつも忘れられなかった。俺はまだおまえがいないあのペンションで生活をして……俺は毎晩おまえへの日記を書いて……見てるだろ……? 俺の日記……。
ドンヘ……人々はお前を見に来るとき、白い菊を持ってきていたけれど……俺はそれがとても嫌なんだ……。それでなくても白いおまえに菊は似合わないのに……ドンヘがどれだけ傲慢だとしても……俺だけ毎日バラの花を買ってくるって怒ったりはしていないだろ?
腹が立ったとしても、怒らないでください、俺のお姫様。これが最後のバラだから……。
ドンヘ……。
愛する俺のドンヘ……。
そっちでどれくらい寂しかった……?
おまえは寂しがりやで……ひとりでいることも死ぬより嫌いといいながらどれだけ寂しかった……?
遅くなりすぎたよ……おまえを長く待たせすぎたな……もう……いくから……もうおまえのそばにいくから……少しだけ……あと少しだけ待って……。
ドンヘ……本当は俺は……お前がいなくなってから、ダンスは一度も踊ってなくて……ごはんもまともに食べたことは一度もなくて……俺はおまえがいなくなったあのときから一度も笑えなかった……。
おまえの言うとおり……お前が望んでいたとおりにどうにかして生きてみようとしたけれど……入れはそれができなくて……おまえがいないと俺は何もできない……俺はおまえがいないなら……生きていく理由がない……。
愛してる……だから……おまえを愛することができる場所に今……行くよ……〉
彼は自分が書いたような手紙を読んだあと、空を見上げた。不思議とさっきまで日差しが照らしていた空に突然暗雲が立ち込めると、一粒ずつ飴が落ちてきた。
彼は自分が持ってきたバラの花束からバラ一本を取り出した。トゲが手入れされていないバラだった。そしてそのバラを一瞬のためらいもなく自分の手首に持っていった。
……狂おしく美しい彼が真っ赤に染まっていった。
手首から始まったその赤い鮮血は……順々に……だんだん下に流れて……。
…………
……
たちどころに彼自身の身体全体に覆いかかる……。
世界で一番幸せだったときがいつかとお尋ねになるのなら、イ・ドンヘにあったときだと答えます。
世界で一番不幸だったときがいつかとお尋ねになるのなら、イ・ドンヘを苦しませたときだと答えます。
世界で一番後悔したときがいつかとお尋ねになるなら、イ・ドンヘを見送ったことだと答えます。
そして……今私は……世界で一番幸せです。
『ずっと待ってた?』
『バカ、なんでこんなに遅くなったんだ。早く来い、俺は俺たちが暮らす家も買っておいたんだぞ!』
恋をしてみたことがありますか?
自分の命を捨てられるくらいにひとりのひとを狂うように愛したことがありますか?
彼らのように結局どちらからも手を放すことができないくらい愛し合ったことはありますか?
世界の非難を受けながらも突然の苦痛に苦しんでも諦めずに愛したことはありますか?
ないのなら、あなたはまだ本当に誰かを愛したのではないのです。終わりが見えない、息が詰まる恋をしていた人の前で、あなたは愛の「あ」という字さえも語ることはできません。
ドンヘ、ヒョクチェ。そこでは苦しむな。
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